不動産購入時に気をつけること番外編1ー避難、帰れるか

不動産購入時に気をつけること 今回は番外編として避難、帰れるかについて考えたいと思います。

避難には2つの考え方があります。

1.自宅で災害が緊急性を帯び、避難場所への避難経路

2.外出先で災害があり、自宅や避難場所への避難経路

 

避難中の悲劇

先日の7月豪雨の被災者の体験談を聞く機会がありました。

・その方はご自身や家族は無事だったけど、知り合いが自宅から親戚宅への避難途中に土石流に巻き込まれて亡くなった

・その知り合いは自宅は結果的に何の災害にも巻き込まれなかった

・判断できるお父さんは出先でいなかった。電話で避難するよう指示した

・自分の家族は車での帰り途中渋滞で車が進まず、結果安全な場所で車中泊をした

・あとで聞くと無理やり帰っていたら途中で土石流に巻き込まれていた可能性が高い

・自分は嫌がる親を無理やり喧嘩してでも連れて自宅へ避難させた

・・・非常に痛ましいですが、また大いなるヒントもある出来事です。

果たして動くべきなのか、動かないほうが良いのか

帰れるのか、帰れないのか

 

自宅が安全だとする場合、帰れるかどうか

外出先で災害が発生して、自宅がハザードマップ上安全で家族もいるので帰りたい、

そういうケースは多々あります。

台風が近づいてきたので、仕事を早々に切り上げて帰るケース

地震によって自宅に帰るケース

東日本大震災の時に帰宅難民という言葉ができました。

帰宅難民対策は大都市部や大企業では対策を取られています。

といっても大阪は先日の地震の際にうまく対策できなかったようですが。

 

今いる場所が安全なら、早々に決断する

災害が近づく場合は、大雨または暴風のケースかと思います。

雨量レーダー等でまだ余裕があれば早々に帰る算段をするか、

早々に諦めて家族のフォローを行う方が懸命です。

自宅待機か避難所へ向かうか、を冷静な立場で判断指示するのがよいでしょう。

 

例えば、私は兵庫県三田市から毎日大阪市へ通っています。

電車でJR福知山線を利用しています。

毎年大雨や風が原因で運行しないことがあります。7月豪雨の際も、

前日昼から運行がストップし、業務を辞めて帰るときはなんとか阪急→神鉄経由で

代行運転で帰ることができましたが、その後神鉄も止まり完全に公共交通機関では帰れなくなりました。

一方、車だったらどうか。

車も主要道路は軒並み通行止めになりました。

三田市へは主に高速道路含めて3-4道路での帰り道がありますが、

その全てが通行止めになりました。

すなわち、その日三田市は完全に陸の孤島になったのです。

周囲の人も帰れないとつぶやく人がたくさんいました。

 

道路はハザードマップで事前通行止めを確認できます

私は経験上、JR福知山線が動かなくなるタイミング、道路が通行止めになるタイミングをおおよそつかんでいます。

そのなかで、JRの運行規定はわかりません。公表されていません。

道路に関しては、このコーナーでも何回も出てくる国交省のハザードマップで、

・事前通行規制区間

・道路冠水想定箇所

・緊急輸送道路(市町村が定めるものを除く)

が重ねられるようになっています。

https://disaportal.gsi.go.jp/index.html

道路に関してもなんとなくいつもあの道路は大雨になると通行止めになるな、と長いこと暮らしている方なら、

経験則でわかるものですが、それが実は公開されているのです。

 

 

上図は三田市から阪神間への道路のうち、事前通行規制区間を赤ラインで重ねています。

こう見ると、通勤で使う、国道176号線の途中一部、有馬街道の一部の一般道関係、

六甲北有料道路や西宮北有料道路の有料道路関係、

いずれも主要道路が全滅です。最後の砦は中国道になっています。

 

事前に通行止めになることが予測されていれば、無謀な帰宅は避けられる

ハザードマップで通行規制区間の情報を知っていれば、ニュース等で通行止めの情報を聞いて、

こちらがだめならこちらのルートで、と切り替えつつ帰ろうとする方も、

もう全部がダメそうなら諦めようと次の行動に移せると思います。またそれは渋滞等の発生も抑えられ、

地域全体のためにもつながります。是非車で通勤されている方はチェックをしておきましょう。