不動産購入時に気をつけることー⑧火事(立地編)

いよいよ立地編の最後です。

立地編の最後は「火事」をご紹介します。

「火事」は家の燃えやすさだから、家の中の問題では?と考えてしまいますが、

燃え広がりやすい立地ということ、そして消火活動が素早くできる、

その2点の視点が立地には関係してくると思います。

そしてその2点は主観的な視点ではなく、客観的な指標を参考にして判断できるようにしたいと思います。

 


 

1.燃え広がりやすい立地

国土交通省が「地震時等に著しく危険な密集市街地」として平成24年に公表した調査結果があります。

http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000102.html

延焼危険性、避難困難性が高い地域と定めておりますので、

対応する市町村に購入予定の物件があればそこから市町村に調べるのがよいでしょう。

いわゆる木造密集地、例えば京都の狭い路地は観光としてはとても魅力ですが、

(もちろん住むのも魅力ですが)、こと火災(地震が原因の火災も)に対しては弱いといえます。

記憶に新しい糸魚川の大規模火災も木造密集地が発端で、大風だったため延焼が広がりました。

 


2.消火活動が素早くできる

「消火活動が素早くできる」とはどういうことでしょうか。

1と内容は同じなのですが、よりピンポイントで検討する指標として、

「その建物に消防車が到着できるかどうか」

が一つの判断材料となります。

そしてその判断として、大道路からその建物に向かうのに4m未満の道路があるかどうか、

を指標とすることができます。

これは接道義務と同じ理由で、建築基準法上4m以上の道路に接道することが求められています。

ただ、現実的には4m未満の道路もあり、徐々に4m以上とするためにセットバック等の規定があるのです。

現実的には3mの道路でも片側なら消防車は侵入できるでしょう。

あるいはホースを延ばして侵入もできますので、必ずしも前面道路が4m必要とは思いません。

物件を見に行った際に、途中狭い道を通る、駐車場からしばらく歩いていくようなら注意しましょう。