2018-12-21 wallstat講習会in住宅医協会

12月19日は住宅医協会のスキルアップ講座(主に会員向けの専門的な講義)にて、wallstat講座が開かれました。wallstatとは京都大学の中川貴文先生が独自の計算式で開発された地震による破壊のシミュレーションソフトです。実際に研究所で破壊したモデルとシミュレーションの結果の違いを見せていただきましたが、破壊する時間や場所までかなり整合性の高い結果で、思わず受講生からも歓声があがるほどです。

また、このシミュレーションモデルのすごいところが、地震だけではないというところ。汎用性の高いソフトで、例えば火事(燃え代設計)や、風圧(台風による破壊)などにも比較的簡単に応用できる点です。

中川先生は「時刻歴応答解析だから」とおっしゃっていましたが、なるほどよくわかりません。しかしその解析方法だから汎用性が高いのでしょう。

なんと、このwallstatは無料でダウンロードできます。商用利用じゃない限りは自分で解析でき最新バージョンはCADと連携しているのでCADで図面があればすぐ解析できるようです。

施主や不動産屋の立場としては、家の設計ができました、さあ揺らしてみましょう、まずは阪神大震災が来た場合から、というとすごい説得力ありますね。それで結果一部損傷とかなら、じゃあこの壁を強くして耐震等級3にしましょう、なんて。

施使用勝手の面からここに壁を入れてほしくない(施主) → 壁入れないと強度が落ちる(設計者)なんてやりとりも可視化で一発ですね。これを各会社が導入すれば耐震等級3も新築では採用率あがるでしょうね。

また実は伝統工法にも適用できる、そして以外に伝統工法は地震に強そうだとシミュレーションの結果を見て思いました。どちらにもメリットたっぷりのソフトです。