2018-11-22 増税前に住宅購入するべきかという話をしました

いよいよ来年10月消費税増税が決まりそうです。

これから住宅を購入しよう、建てよう又はリフォームしようと考えられている方にとってはそのタイミングについて悩んでるでしょう。先日はそのような方々向けのセミナー(主催は建築設計事務所)でちょっと不動産関係の話をして欲しい、増税前後の話をして欲しいとの依頼がありまして話してきました。といっても大きなセミナーではなく参加者10名以下のこじんまりとしたセミナーでした(といっても皆様本気で考えている方々ばかり)ので、元来あがり症ですがさほど緊張することもなく多少笑いも取れて30分程度話してきました。

増税前後、どちらが住宅購入やリフォームでお得か?

結論を申し上げると「建てたいときに建てればいい/自分や家族の予定に合わせて」ということをお伝えしました。最初に言ったので話は終了・・・ではなく続いたのですが、つまり振り回されるなと、金銭的な損得は微々たるものだからタイミングを逃さないのが吉ですよ、ということです。

ただ、金銭的には増税後にお得になる人は居るという話をしています。政府が掲げる様々な反動減対策を甘受できる方、増税後の政府の対策はまだ確定していませんが、

・すまい給付金の増額(最大50万円 確定)
・贈与税の非課税枠の拡充(最大3000万円 確定)
・住宅ローン減税の期間延長(未確定)
・住宅エコポイント(未確定)

特に贈与税の非課税枠はかなり強烈です。直系尊属からの贈与が可能で祖父母から孫もできます。今70-90代で相続税対策を考えなければならない資産家の方が孫(20歳以上)の建築費用を出すことで相続税の課税額を減らすことができます。一方孫の住環境は向上しますし、祖父母から親への相続を一回飛ばすので中々有効な相続税対策です。
あとは既定路線の住宅ローン減税です。これは共有名義の不動産でも可能ですので、共働きで共にそれぞれそこそこの年収を抱えているキャリア層は存分にその効果を得られます。なんかそういう方々っていますよね、そう東京の新築マンションを購入する現役世代です。東京は都心部の新築マンションなら7000万円以上しますから、親の資金援助を得ながら互いに住宅ローンを組んでようやく買うことができる、ある程度余裕を持って、ということになります。

住宅ローンを組むメリット

 

住宅ローンを組むのがいいのかどうか、という話も行いました。というのも本セミナー層は比較的裕福な方が多く、ローンを組まずに家を建てたり改修することも可能との話でした。結論は住宅ローンを組むほうがいい、になります。理由は手元に現金が残るという点。これは何かあったときに使う、例えば子供が留学するとか、海外旅行に行くとか、私学に行くとか、色々備えるという意味が一つ。もう一つはその手元資金で運用するほうが得という話をしました。

今金利は1.0%を割り込んでいます。一方住宅ローン減税は最大1.0%ですので逆転しています。また様々な金融商品で運用することで住宅ローンの金利以上の運用ができれば(それは難しいことではない)こちらも逆転するわけです。長い目で、かつ資産もあればあるほどその利幅は大きいので住宅ローンを組んで運用するほうがいいのです。また住宅ローンが団体信用保証を兼ねている場合、最近は岸特約や8大疾病特約、休業補償特約などありますので、保険も兼ねることができます。例えば3000万円の住宅ローンなら当初3000万円の生命保険に入っているようなものです。

これらを組み合わせて考えると住宅ローンは個人にとって素敵なローンになります。