2013/12/4 見えない家

見えない家をつくる。

もちろん、透明の家だったり、心理的に見えにくいだったり、SFの話ではありません。

見えない家、それは外からは家の外観が隠されている、具体的には樹木であったり、石であったり、土であったり。

故人である建築家石井修氏は、そのような家づくりを目指されていたといい、

当時所員から「先生、外観のディテールはいかがないさましょうか」と聞かれ、

「そんなものはどうでもいい。どうせ見えなくなるのだから」

と答えられたとか。

 

宝塚市の物件の下見の帰り道、

樹木に囲われた家がありました。

木造の門扉と向かって右は台杉か?左は落葉樹。

おそらく考えられた庭造りだと思います。

小さい敷地ではないです。ゆったりとした敷地ではあります。

しかし、家が見えません。樹木があっても普通なら主張する家が見えるはず。

でも実はあります。

答えは樹木より屋根が低いのです。平屋建て。

その為、正面からは家があるのかどうかすら不明の一角。

住む人を問うでしょう。

でも、素敵な家でした。