木の家blog

2012/11/6 木の空間にするのに最も効果的な樹種とは

 

木の家をオススメする理由は、本ブログでも紹介しました。木の家をおすすめする8つの理由(1)木の家をおすすめする8つの理由(2)を参照。

その効果を最も味わうには、どの木を選んだらいいんだ?と思われる方もいらっしゃると思います。

その場合は、迷わず「杉」を選んで下さい。杉は日本固有種、Cryptomeria japonicaと学名でも書かれます。

上の写真は杉のフローリング。厚さ15mm幅135mm 「節あり」と呼ばれるグレードで自然塗料で表面を塗装しています。

杉という樹種は、日本の中で2番めに柔らかい木です。(一番は桐)。柔らかいということは空隙が多い。約3分の一は空気です。

桐ダンスといえば高級ダンスですよね。あれは、桐の特性もありますが、空気分が湿度を調整してくれるので、

着物をしまうのに好都合なのです。

杉も同様の効果があります。ハニカム構造の空気穴が湿気を入れたりはいたりすることで、湿気を調整します。

これが室内環境を整える効果であったり、直接肌をつける、歩いたりするときの温かさであったりする理由です。

空気穴が詰まっている木ですと、杉に比べれば体感値は高くありません。

例えば「チーク」「ウォルナット」に代表されるような材料は硬く、効果は薄くなります。

空気がいい、新建材の床は嫌だ!という希望を最も劇的に変える「木の家、木の空間」にしたいなら杉は手っ取り早いです。

 

次に見た目の問題も大切です。

節の有る無しは人によって好き嫌いの分かれる部分ですが、杉は他の木に比べて表情が豊かです。

冬目と夏目のバランスや、節のバランスが目にとって保養になるという研究データもあります。

熱帯雨林の木は年輪がないぶん、統一感のある見た目ができます。整った空間を作る際には重宝します。

 

最後に流通性、価格です。

杉という木は、日本で一番多い木です。建築にも一番使われる木ですし、

色んな業種で色んな分野に使われています。

柱や床材としてもどこでも売っている木でもあるので、

すなわち手に入りやすい、そして価格も建築材としては最も安い部類です。

ちなみに床材に限っていえば、杉と同じ程度で同じ金額なのは外国産のパインです。

パインは効能も杉と似ているので、見た目で判断されてもいいと思います。

もちろん日本の林業や山の状況を改善するためには、杉を使っていただきたいところですが・・・。

 

日本人は昔から杉やもうひとつ檜をたくさん活用してきまひた。

ですので、DNAレベルで木の家=杉や檜というのも刷り込まれていると思います。

そういった安心感もある材料と思います。