木の家blog

2012/11/25 “古家付き”という条件

 

 

 

 

土地探しをされている方は、例えばネット等を見る時に不動産サイトで①エリア又は沿線 →②土地 →③価格

等で検索して調べられると思います。お気に入りのエリアで土地情報をつらつらと見ていて、

「おっ、これ相場より安いね!」とクリックすると、真ん中に『古家付き』という表記を見つけ、

「なんじゃそりゃ」と思ったことがあると思います。

更地が欲しい人にとっては解体・整地にいくら掛かるのかが知りたいところでしょう。

逆に、リノベーション用の戸建てを探される方にとってはその『古家』の情報を知りたいのに、

あたかもなかったかのように『古家付き』という表記のみで済まされて悶々とすることも。

本当は基礎に鉄筋が入っているのかどうかや、土台が腐っていないかどうかを知りたいのです。(最低でも大きさを)

では、『古屋付き』とはなんでしょう。

ずばり、線引はありません。おそらく、売却査定の際に建物評価ゼロ査定を下すものについては『古屋付き』という処理をすると思われます。

実務的には建物評価するのにも労力がかかるので築35年でリフォーム履歴がなかったりすれば自動的に古家とするケースもあるでしょう。

当然、更地にしてどうのこうのとした方が売れる(より高く)であればそうしますので、

『古家付き』はそうではないケースだという逆算も可能です。

 

一般的には京都の町家や庄屋さんのように伝統的木造住宅が古家として出まわることがあまりなく、

昭和後期のよくある木造瓦葺2階建てが大勢を占めます。

これを単に古家として処理するか、改装する価値があるものと捉えるか。

この線引にマニュアルはありません。

そして通常の不動産仲介営業マンの査定でははじき出せないと思います。

リノベーション屋さんや建築設計事務所は可能でしょうが、買取再販するリスクは負えませんので、

やはり不動産屋の出番だとは思います。ある程度の判断をできる不動産屋が必要です。

「リノベーションに向いている」という判断を出せたから高く売れるかというとそうではありませんが、

無駄に費用をかけることなく(解体費など)、多くの方に知ってもらえる(選択肢が深まる)ということで、

メリットは十分にあると思います。何よりも長らく住んでいた家が壊すことしか無いという選択肢は寂しいですよね。