木の家blog

2012/11/18 表面結露とカビに出会う

11/16(金)は、住宅医スクールでした。

温熱+防火+京町家改修と中々濃い一日した。

皆さん火事の原因の一位はなんだか知っていましたか?

なんと、(疑いも含めると)ダントツで『放火』なんです。

タバコを吸わない家庭においては、放火されにくい家を作ることが最大の対策になってしまうとは。

なんとも暗い世の中です。

ちなみに放火されにくい=手入れや管理されている・死角がないなどとあると思います。

マンションは管理を買え!と言われますが、賃貸でもきちんと管理されている所を借りましょう。

少なくとも理不尽なリスクからは多少回避できます。

 

さて、前置きが長くなりましたが、温熱環境の講義はアカデミーの辻先生でした。

その被害と対策の中で結露対策がありました。これからの季節、大事な問題ですね。

我が家はRC造の賃貸マンションで、南北に長いよくある間取りで通常は南側のリビングで生活します。

子供が小さい我が家は北側の部屋を使うことがなく、現在は荷物置きにして基本的に放置しています。

講義の次の日、ふと掃除がてら気になったので北側の部屋のカーテンを開けアルミサッシの窓をよく見ると、

「結露だらけ」「カビが発生」というおぞましい事態を招いていました。匂いもカビ臭が若干・・・。

子供のアレルギーもあるのでこれはなんとかせねばと、早速辻先生の講義を思い出しつつ原因を考えると、

いわゆる「非暖房室型」または「押し入れ型」表面結露と考えられました。

つまり、南側リビングからの水蒸気が流入し、北側の窓とカーテンの隙間(カーテンの存在が押入れ型)で急激に冷やされて結露した。

対策を行う必要がありますが、これが難しい。なぜかというと、アルミサッシがほぼ断熱効果がないので、どうしても結露が激しいのです。

でもできることだけでも。通常の表面結露対策は、

①断熱・気密を高める(冷えた部分をつくらない、小さいエネルギーで全室暖房) ⇒ 我家の場合、賃貸なので改修は無理、全室暖房も現実的ではないので×

②換気で水蒸気を放出(普通に0.5回/h程度) ⇒ 窓の上部に換気孔があり、常時オープンに。あとは鍋の時とかに換気する。一番現実的で費用もかからない対処。

③過度な水蒸気を発生させない ⇒ エアコンのみで開放型暖房機を使用しない。また、湿度計をチェックする。

④調湿性のある内装材をもつ(急激な湿度変化をコントロール) ⇒ 無垢のフローリングを敷いているが、それ以上は賃貸なので無理。

となります。

我が家では換気をきちんと考え、北側のカーテンの隙間を空けることで対処することに。

既にカビが繁殖していたり、どうしても防ぎたい方は温熱改修をオススメします。ヒートショックも防げますしね(ヒートショックの死者数は交通事故の2倍以上!)

 

先日お会いした方はマンション住まいで、お子様がアレルギー体質の中北側の部屋がカビ発生で自然素材+温熱環境改善リフォームを考えられました。

中古マンションのリフォームで温熱環境の改善も出来ます。そして劇的に変わります。

中古マンションを買って、リノベーションして暮らしたい!という方が増えていますが、予算の関係や計画者の知識不足から温熱改修まで踏み込むケースは稀です。

ですが、先程の事例のように毎日カビと闘うのはすごいストレスです。リノベーションした結果悪くなっているというケースもちらほら聞きます。

戸建てはもちろん、中古マンションリノベーションでもきちんとした設計者や施工者に出会うことが大事だと常々思います。